BIOSYS北カレリア国際成長エコシステムが日本とフィンランドの森林パートナーシップを支援

文：森山奈保美

2024年11月13日、長野県林務部、伊那市、北カレリア・タスクフォースの主要メンバーが伊那市の産官学連携拠点施設inadani seesに集まり、長野県・伊那市―北カレリア森林バイオエコノミーデーを開催しました。& Ina City – North Karelia Forest Bioeconomy Day. 

inadani seesは、フィンランドのヨエンスーにあるサイエンスパークをモデルに開発された施設です。

長野県と伊那市の林務関係者と北カレリア・タスクフォースのメンバーがinadani seesに集結
 inadani seesのサイン
2022年6月に長野県の関係者と植樹した白樺の木を眺めるマルクス ヒルヴォネン知事
BIOSYSイベントの受付

地域間森林バイオエコノミーデーの司会は、長野県林務部森林政策課の上田 岳義課長補佐兼企画係長が務めました。

長野県林務部森林政策課 上田 タケヨシ課長補佐
長野県林業総合センターの向山 繁幸所長
伊藤 徹 伊那市副市長
マルクス ヒルヴォネン 北カレリア地域知事

ワークショップ テーマ1：地域活動の事例紹介

「木曽谷・伊那谷フォレストバレーの取組み」について発表する長野県林務部信州の木活用課の千代 登課長
「木曽谷・伊那谷」の説明スライド
「産学官連携拠点施設in­adani sees」について発表する伊那市農林部50年の森林推進課の酒井 建課長
「伊那の森林教育の取組み」について説明する山本 風音氏
Arbonaut社との戦略的協業について発表する精密林業計測株式会社（PreFore）の加藤 正人代表取締役
「研究・開発・イノベーション分野の域内協力を支援する上で北カレリア地域評議会が果たす役割と手段」について発表する北カレリア地域評議会のティモ レイノネン国際協力マネージャー
エルッキ ヴェルカサロLUKE木材科学技術研究教授

ワークショップ テーマ2：北カレリア産食材を活用した日韓市場向けの新たな食品開発

LUKEのスサンネ ヘイスカ上級研究員が「共創プロセスとLUKEの知見」について、またホセ＝マルティン ラモス＝ディアス上級研究員が「フードパイロット、押出成形食品、モデル食品」について発表しました。両氏は、コケモモやブラックカラントといった北カレリア産食材を使った新しい食品のサンプルを参加者にふるまい、感想を求めました。試食会には約30名が参加しました。

ホセ＝マルティン ラモス＝ディアスLUKE上級研究員
スサンネ ヘイスカLUKE上級研究員
ワークパッケージ5 官能評価カード

ワークショップ テーマ3：木材利用、建設、バリューチェーン

ロベルト プリンツLUKE上級研究員
ヨウニ ピュカライネン東フィンランド大学教授（森林経済・政策学）

ワークショップ テーマ4：材料としてのキノコ

東フィンランド大学の中内 宙弥博士研究員が研究の内容と主な成果を発表しました。

ワークショップ テーマ5：木質資源が健康・ウェルビーイングに与える影響

トゥーラ ユスケ ヘルシンキ大学教授（木材・科学・ウェルビーイング学）兼LUKE上級研究員
ヘルシンキ大学森林科学修士課程に在籍する学生のヴァルテル フットゥネン氏

閉会の辞

堤 大三 信州大学農学部教授兼長野県海外林業技術等導入促進協議会会長の挨拶でワークショップは幕を閉じました。

堤 大三教授

取材の様子

取材に応じるマルクス ヒルヴォネン知事

ネットワーキング

inadani seesの展示

エッセンシャルオイルのサンプル
inadani seesの杉繊維シール
杉繊維ロール
大阪万博で使われたin­adani seesの杉繊維シール
杉繊維
杉繊維タオル
inadani sees storeで販売されている書籍
掲示板
inadani seesの内装
信州大学の展示（inadani sees）
PreForeの展示（inadani sees）
やまとわの経木（inadani sees）
Iやまとわの経木（inadani sees）

写真 森山奈保美

撮影場所：伊那市産学官連携拠点施設inadani sees

長野県伊那市西箕輪7200–27

主催:

  • 北カレリヤ地域評議会
  • BIOSYS Japan

共催:

  • フィンランド自然資源研究所（Luke）
  • 東フィンランド大学
  • ProAgria＆MKN 東フィンランド
  • 長野県
  • 伊那市
  • 長野県海外林業技術等導入促進協議会

企画：

  • 北カレリア地域評議会
  • BIOSYS Japan

共同企画：

  • フィンランド自然資源研究所（LUKE）
  • 東フィンランド大学
  • ProAgria＆MKN 東フィンランド
  • 長野県
  • 伊那市
  • 長野県海外林業技術等導入促進協議会

長野県より出席

●長野県　林業総合センター　所長　向山　繁幸（むかいやま　しげゆき）氏
●長野県　林務部　信州の木活用課　課長　千代　登（ちしろ　のぼる）氏

伊那市より出席

●伊那市　副市長　伊藤 徹（いとう とおる）氏
●伊那市　企画部　地域創造課　課長　田中 久（たなか ひさし）氏
●伊那市　農林部　50年の森林推進課　課長　酒井 建（さかい たてし）氏

BIOSYSより出席

●フィンランド自然資源研究所（Luke）BIOSYSリード　ユッタ・カウッピ博士　
●北カレリア地域評議会　BIOSYSプロジェクトマネジャー　森山　奈保美（もりやまなおみ）

出席者

北カレリア地域評議会

  1. マルクス ヒルヴォネン知事
  2. ティモ レイノネン国際協力マネージャー
  3. BIOSYS国際成長エコシステム コミュニケーション スペシャリスト 森山 奈保美

Luke

  1. ユッタ カウッピ博士
  2. トゥーラ ユスケ教授
  3. スサンネ ヘイスカ博士
  4. エルッキ ヴェルカサロ教授
  5. ロベルト プリンツ博士
  6. ホセ＝マルティン ラモス＝ディアス博士

東フィンランド大学

  1. ヨウニ ピュカライネン教授（森林経済・政策学）
  2. 中内 宙弥博士
  3. カトリ ルサネン氏

ヘルシンキ大学

  1. ヴァルテル フットゥネン氏

その他

長野県の企業・団体の代表者等

The BIOSYS North Karelia Inter­na­tional Growth Ecosystem is run by Natural Resources Insti­tute Finland / Luonnon­varakeskus as a project lead, the Regional Council of North Karelia Pohjois-Karjalan maakun­t­aliitto, Univer­sity of Eastern Finland and MKN Itä-Suomi | Rural Women´s Advisory Centre (RWAC) of Eastern Finland. The project is funded by Renewing and Competent Finland 2021–2027, EU Regional and Struc­tural Policy Programme’s Just Trans­ition Fund – JTF, and Regional Council of North Karelia.

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For more inform­a­tion, please contact Naomi Moriyama [email protected]